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魔法使いの約束




名前を付けて呼んだ 君に贈る花束を抱えて
声も匂いも魔法の約束も 鮮明に覚えている

賑わう街の外れに ありふれた家に住う2人の面影
手紙に魔法とひとひらの花を 押した栞を添えて此処を立つ

色褪せた記憶さえ温度を取り戻し 目に映る影に手を伸ばしてみては
日差しが顔を覗かして消していく
ピアスの音が部屋に響いた


魔法が解けてしまう前に

私の名前を呼んでよ
青がぼやけていく様に

あなたが消えていってしまう


行かないで


君の温度も 歌を歌う声も 交えた小指も 
よく笑う顔も 教えた言葉も 花の育て方も 
今この場所に残っている

青が高く澄む空を 仰いで名前を呼ぶよ
思い出が零れない様に 笑っても笑っても


魔法をかけてしまう前に あなたの声を聞かせてよ
糸が結ばれる様に あなたと交わした約束
「覚えていてくれたんだね」
咲き誇る花にあなたの事を映して…

魔法使いの約束歌詞: 詳細
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